久しぶりにがっ釣り行ってまいりましたー。
がっ釣りと言えばまたまた和歌山県のスーパー沖堤防「小浦一文字」です。
ここは、大海原感がハンパなく夢のあるポイントなのです。
そろそろシイラが釣れ始めるころかな?ということで、夏魚にも期待しての釣行です。

渡船は浜吉丸で


小浦一文字と言えば「照ちゃん渡船」が有名ですが、もう一つ「浜吉丸」という渡船屋さんでも渡してくれます。

照ちゃん渡船の方が1番船の出船が早いからか利用者が多いようですが、港から一文字までの距離は、浜吉丸の方がかなり近いです。また、大阪方面から行くなら、浜吉丸の方が距離的にも近いです。

どちらも気さくで優しい雰囲気なので、わからないことは電話で問い合わせすれば丁寧に教えてくれますよ。

今回は混雑しそうな(密を避けるという意味で)「照ちゃん渡船」はパスし、浜吉丸さんを利用させて頂きました。


・お弁当配達あり
・トイレ便あり
・夏場の1番船は夜中2時頃
・港から一文字まで20分程
・川辺ICから車で20分
・混雑しやすい

・お弁当配達なし
・トイレ便なし(たぶん)
・夏場の1番船3時~4時頃
・港から一文字まで10分程
・広川ICから車で15分程
・あまり混雑しない


浜吉丸の1番船に乗りましたが、やはり照ちゃんが先に渡しており、一文字には既にけっこうな数のアングラーが並んでいます。

小浦一文字は、防波堤の先端よりも、中腹の内側の方が足場も良く、ベイトも溜まりやすいため人気です。実績としても、その辺りからテトラ寄りの内側で良く釣れています。
 

外側は広くていいのですが、かなりの高さがあり、10mクラスのタモか落しギャフでもないと大物が掛かった時の取り込みができないという欠点があります。

というわけで、我々は唯一空いていた先端に降ろしてもらいました。

先端は、数年前の台風で傾いてしまい、堤防本体と分断されてしまいました。2mくらいの隙間ができてしまっているので、一度先端に降りると、本体の方へは行き来できません。(間違ってもジャンプで超えようなどと思わないでください。)

個人的にはこの先端エリアが好きで、やはり潮通しもよく、水深もあるので、こちらの方が夢が広がります。

一面ベイトだらけ


毎年のことですが、GW頃からベイトの大群が押し寄せてきます。目立つのは表層に群れる小サバですが、少し下のレンジにはカタクチイワシやアジもいるようで、アジは時々ルアーでも釣れてきます。

サバは小さなジグやワームで入れ食いです。

カタクチイワシは常に追われ続けているのか、時折、すごいスピードで堤防周りを逃げ惑い、堤防にぶつかて脳震盪を起こしているのを見かけます。(そんな時がチャンス!)

目に見えるベイトはサバやアジでも、実際の釣れた魚の腹の中はほとんどカタクチイワシでいっぱいのパターンが多いです。

ルアーへの反応が悪いので飲ませ釣り


ベイトも沢山いて、フィッシュイーターに追われている気配もあるのですが、ルアーには全く当たらず。トップから、シンペン、ミノー、ジグ、バイブレーション等、色々投げ倒しましたがノーバイト。

周りでも釣果は上がらずまったりムードです。

ということで、予備のタックルがあったので、退屈しのぎに小サバを釣ってそれをエサに泳がせてみることにしました。

まさかのマグロ?

ライトタックルでジグにエダスつけて、ジグ+エダスにワームでエサのサバを確保していると、ピックアップ寸前で足元から爆弾みたいな巨大な黒い物体がバッカーンと飛び出してきて、ドラグギャー!!

あっという間にライン出されてプチン…

ま、マグロ!!

しっかり魚体見えました!

推定80cm~1mくらいあったと思います!

マグロはエダスのサバに食いついたようで、フロロ2号のエダスだけ切れて下のジグは残っていたのですが、そのジグにまたまたマグロがヒットしてドラグギャー!!

あっという間に今度はラインがプチン…

一瞬の出来事で放心状態となりましたが、慌ててガチタックルに持ち替えて狙うもその後はヒットせず。

惜しいことしたなー!興奮したなーー!!

気を取り直し、ワンチャンマグロも期待して飲ませ釣り開始です。

あまり自由に泳がせると周りの方に迷惑が掛かるので、ウキとオモリをつけて、堤防直下の足元で、水深10m付近を泳がせてみました。

そのまま放置しまったりしていると、ガガガ!と突然飲ませのロッドが海に引きずり込まれました!

マグロか!?

ドラグ緩めて重しも置いてたのですが、一瞬でドラグが追い付かずロッドごと持って行かれた感じです。

幸い、海の中でドラグが利いており、遠くまで持って行かれずに済みました。何とかロッドを救出し、ライン回収するとまだ魚がついていました!(ラッキー!)

と言うことでファイト開始です!

PE1.5号で、結構長く使っていたラインなので、切られないよう慎重にやり取り。約10分ほどの攻防の末、友人と周りの方に手伝っていただき、無事にランディングに成功!

ファイト開始直後からの動画を撮影しましたので、良ければこちらをご覧ください。


ブリ捕獲!


小浦一文字 飲ませでブリ


皆さん、本当にありがとうございました!

過去最高に引いたのでメーター超えを期待しましたが、結果 95㎝くらいでメーターには及ばず。

しかし、すごく活きのいいブリで大満足です!

ブリもこんな堤防スレスレのところ泳いでるんですね~。

ちなみに、腹の中はこんな感じです…。グロくてすみません。

ベイト


海中に散らばるイワシのウロコ


その後、しばらくまったりムードが続きましたが、よく見ると、堤防際の表層より少し下のレンジでウロコがキラキラと散らばっているのが見えました。

もしやこれは!?

以前も同様のパターンでシーバスが釣れたので、今回もシーバスを意識して、足元でイワシを泳がせてみることに。

イワシはフィーッシュイーターに追われており普通には釣れてくれないので、弱ってふらふら泳いでいるイワシをルアーで引っ掛けてゲットしました。

仕掛けはノーシンカーでフリー泳がせ


さっきのブリはレンジを固定するため、オモリとウキをつけて、水深10mラインを泳がせていましたが、シーバス系の魚はシンカーやウキは付けずに、フリーでナチュラルに泳がせるほうが食いがいいと感じています。

リーダーの先にカン付きフックを結んだだけのフリー泳がせ仕掛けです。

イワシを鼻掛けにし、足元からフラフラと堤防際に落としていくと早速アタリが!

ロッドは手に持ち、ゆっくりとイワシを送り込んでいたのですが、いきなりドラグが鳴り持って行かれました。

即合わせで乗りましたが、残念ながら堤防に張り付かれ何かに巻かれたようで上がってこず。そうこうしているうちにフックが外れ、バラしてしまいました。

すぐに再開しようとイワシを探しましたが、ゲットできず。仕方なく、小サバを調達し、それをエサに同じパターンで泳がせ再開。

即アタリ!

今度は即合わせ&ゴリ巻きで一気に勝負をかけました。

ヒラスズキ捕獲!


小浦一文字 ヒラスズキ


すごく体高のある綺麗なヒラスズキでした。

今回は飲ませでの釣果ですが、1日でブリと良型ヒラスズキの釣果はかなり嬉しいです。

それと、堤防際には良型のタカベが沢山群れていました。

タカベ


青と黄色のラインがすごくきれいな魚で、個人的に好きな魚です。
タカベは最大でも25cmくらいですが、サイズの割に良く引くし、夏は脂が乗って美味しいので、これ専門に狙うのも面白いかもです。
タカベは警戒心が強いので、小さな針で完全フカセで狙うと食いが良くなります。
このサイズになると食べ応えもあり、夏場は脂が乗って美味しいです。そのまま塩焼きか干物にしたら抜群に美味しい魚です。


やっぱり小浦一文字は夢があるなー。

飲ませタックル

  • ロッド:メジャークラフト SPX-1002H
  • リール:ダイワ レガリスLT 5000CXH
  • ライン:ヤマトヨテグス PEストロング4 1.5号
  • リーダー:シーガー 7号 20m
  • フック:カン付きヒラマサ針

▼ メジャークラフト SPX-1002H



▼ ダイワ レガリスLT 5000CXH



▼ ヤマトヨテグス PEストロング4 1.5号



▼ シーガーグランドマックス 7号



▼ カン付きフック