大阪湾の青物

ここ数日、何やら大阪湾では青物が多く接岸しており、ハマチ、ツバス、サゴシの回遊が高確率で見られるようです。

大阪湾の貝塚~りんくうエリアでは毎年、8月末頃から10月頃まで青物の回遊が多く見られますね。

大阪湾は釣果情報がいっぱい


カンパリなんかのネット情報を見ると入れ食いみたいにめっさ釣れてるように見えますが、実はそうでもないんですよね。大阪湾などは釣り師人口が多い上、シーズンにはものすごい人数のアングラーが所狭しと並ぶわけです。

その大勢の釣り師の中で、確実な釣果を上げている人ってのは実は数える程度しか居なかったりするわけで・・・。なので、あまり期待して行ってもダメですし、ナメて掛かってもダメ。ハイプレッシャーの魚を釣るにはそれなりの装備にテクニックも必要...、いや、運と根性が必要かと思います。

大阪湾での釣りは人も多いし、正直あまり気分が乗らないのですが、青物釣れる可能性あるのならと気合入れて腕試しに行って参りました。

りんくうの関西国際空港連絡橋の下あたり


私の数少ない釣友からの情報では、今はりんくうの角(関空の橋)より少し南側がいいとのこと。

りんくうまで自宅から30分程です。

早朝4時、駐車場から徒歩10分。

いい場所取りたいので早めに現場入りしましたが…、すでに人いっぱいです…。ほとんどがタチウオ狙いでワインド??太刀魚、美味しいですからね~。

角より少し南にスペースがあったので、入らせてもらいました。

ラッキー!

青物が釣りたい!


まだ暗いので暇つぶしにタチウオかスズキでも狙ってみようかと、ミノーを投げてみました。超スローに引いてると、軽いバイトを感じましたが残念ながらフッキングせず。たぶんタチウオ・・・。

やっぱり青物が釣りたいので、空が白んできたタイミングで早々に青物狙いにチェンジ。

周りのワインダーさん達も青物にシフトし始めています。

お気に入りのガンガンジグ2


この時期はまだ小型のツバス~ハマチサイズで、ベイトも小さく、水深も浅いということで、20gのジグを選択。

お気に入りのガンガンジグ2の20gをフルキャスト。

よく飛びます。

このガンガンジグ2、引き抵抗が少なく疲れにくいし、塗装も綺麗でフラッシングも良く、安いのに比較的塗装も頑丈なのでとても気に入ってます。

お値段もリーズナブルで、アマゾンで500円以下で買えます!

しかも、購入時から付いているアシストフックが優秀!見栄えやバランスも良くて、吸い込みも抜群です。

アシストフックとトレブルフックを装着してシャクリまくってもエビりにくいのも素敵です。

基本はワンピッチでしゃくってからの、ステイやフォール時の回転とフラッシングで食わせるイメージです。

ガンガンジグのおすすめカラー

個人的に好きな色がこのUVゴールド


とか、


イワシチェリー



とか、

コットンキャンディ、ブルピン、シルバー・・・・、ああ、全部いい色・・・。



朝マズメの静かなる戦い


今日は風もなく波も穏やか。

気持ちの良い静かな朝です。とりあえず朝マズメってことで定番のピンク系をキャストしています。

しかし、魚っ気、ベイトっ気なし。静かなべた凪の海面。

水深も浅く、青物なんて釣れる気がしない。

でも実績が数多く出ているので、釣れると信じて投げ続けます。

ちなみに、アクションを優先し、ガンガンジグのトレブルフックは外し、大きめのシングルフックに取り替えています。アシストフックだけでも良いのですが、サゴシが食うと切られる可能性あるので、保険でシングルフックつけてます。

そして、ラインはPE1.0号にリーダーはナイロンの4号。

20gのジグならナイロン3号~4号くらいが潮馴染みも良くて、アクションもいいかなー?っと思います。

自分は餌釣りもするので、やっぱリーダー(ハリス)は出来る限り細い方が食いがいいと感じます。フカセ釣りなんかはハリスを限界まで細くして、いかに潮に自然に馴染ませ、魚に自然に口を使わせるかで大きく釣果が変わります。ガン玉一つで魚の食いが変わるので、ルアーなんかもちょっとのセッティングの差でヒット率も大きく変わるんだと思っています。

・・・と、その時!お隣のワインダーさんが竿を曲げているじゃないですか!

先を越されたか!?

と、上がって来たのは小さなタチウオちゃんでした。

ほっと一安心(笑)

勝手に周りにライバル心を抱きながらキャストを続けます。

我ながら飛距離はダントツで私がトップのような気がします。。。たぶん。

海面に変化あり!

しばらくして沖目をよくみると、少し潮目ができており、なんとなく海面がザワザワしているような?

ベイトかな?

かなり遠かったのですが、なんとか射程内に近づいて来ました。

すかさずそこ目がけてフルキャスト!

100mくらいでしょうか。なんとかギリギリ、ザワザワを超えました!

着水後、少しフォールして(着底させず中層から)一回目のしゃくりに入った瞬間…

ゴゴン!

違和感あり!

即合わせでフッキング!

やりました!!

よく引きます!

そして反転!こっちに向かって突進してくるように走り出します。

引きと格闘するより、ラインテンションを保つべく巻き上げるのに必死です(笑)

ほぼ100m沖でのヒットなので、巻き上げに時間がかかります。

いまいちサイズ感がわかりませんが、青い魚体が見えたので一応タモを用意。

最後にテトラ際で暴れましたが何とかネットインして上がった魚は、41センチのツバス?一応ギリギリハマチ?

りんくうで釣ったハマチ

丸々太った美しい魚体です!

アシストフックが上顎にガッツリいい感じに掛かっていました。

周りでは竿を曲げている人は見当たりません。単発的な回遊なのか、群れが小さいのか、その後は私にもヒットはありませんでした。

このハマチは刺身と漬け、あら炊きにして美味しくいただきました。

飛距離が勝敗を決めた?


少し前にラインをデュエル社のアーマードSに巻き替えたばかりでしたが、これがなんせ飛びます。そして安い!!PEらしくない使用感で、あと結束には注意が必要ですが、ライトショアにはオススメですよ。

今回は、上記のガンガンジグで釣果が上がりましたが、潮やベイトの状況、時合によってパターンは変わると思います。

と言っても、ベイトは基本的にイワシがメインで、あとは豆アジや小サバ等、大阪湾は水質も基本マッディなので、マズメ時はピンクやゴールド系をメインに、日中はシルバーやナチュラル系カラー中心に、サイズは20g~40gまででOK。

まあ教科書通りかと。

個人的には、カラーはリアルに越したことないと思っていますので、下記のようなジグを使うことが多いです。クオリティの割に比較的安価なのでイチオシです。





ブリやサワラ等、大型の青物が回遊している時は鉄板バイブレーションも有効



大阪湾でショアジギングができる実績ポイント


大阪湾には広くて足場の良いショアジギポイントが意外とたくさんあります。

大人数収容できるポイントが多いのですが、やはりアクセスのよいポイントなので、釣れてる時期の休日なんかはどこもアングラーでパンパンになります。

ここでは、主なメジャーポイントをご紹介しておきますが、大阪湾で青物が多く回遊しているときは、下記のどのポイントでも釣果が期待できると思います。

貝塚・岸和田エリア

写真の赤丸、上から、忠岡高場岸和田一文字貝塚人工島です。



岸和田一文字は、中一文字と、沖の北、沖の南がありますが、ダントツで実績が多いのは沖の北エリアです。

貝塚人工島は、外向きテトラ一帯になりますが、何もなく見えて、ところどころに変化があります。

一番わかりやすいのは、南の角(ベランダの角のところ)。ここはよくナブラが出ます。

それと、海図を見るとわかるのですが、テトラ帯の中央付近に地形の変化があり駆け上がりになっていますので、そのあたりにフィッシュイーターがベイトを追い込んで捕食することが多いです。

りんくうエリア

写真の赤丸、上から、泉佐野一文字佐野漁港りんくう樽井漁港です。



りんくうエリアは、ダントツで橋の下周りが良いです。水深は全体的に浅いです。

さらに南下すれば他にも沢山ポイントはあります。

以上、ご参考まで。