100均のUVレジンのべたつきを簡単に落とす方法(というか無くす方法)をご紹介します。


UVレジンはルアーのコーティングに使えるか


UVレジン


UVレジンをルアーコーティングに使えたらいいのになぁと思っている方、実際に試したことある人も多いと思います。


私もその一人ではありますが、どうしても微妙にべたつきが残り、透明感や艶が濁るんですよね。


そんなUVレジンですが、ある方法でベタつきを完全に抑え込むことに成功しましたので、ご紹介します。


決して、UVレジンでのルアーコーティングをおすすめするわけではありませんが、UVレジンも使えないことはない思いますので、ご参考になれば幸いです。


コーティング剤も色々


ルアー製作において、コーティングはとても重要でデリケートな工程です。最後の仕上げの工程ですから、ここで失敗すると今までの苦労が台無しになってしまいます。


なので、カチカチのピッカピカにコーティング出来たときは、すごく嬉しいものです。


ルアー製作に使えるコーティング剤にも色々ありまして、ウレタンやセルロースセメントのどぶ漬け、2液混合型のエポキシ等が一般的でしょうか。


エポキシコーティング


私は主にエポキシコーティング(ファースト硬化タイプ)を好んで使用しているのですが、こいつもなかなかデリケートで、混合比を間違えると硬化不良を起こしたり、気温や湿度によって仕上がりに差が出たりするんですよね。


また、ウレタンやセルロースセメントも、せっかくの塗料が流れてしまったり、臭いがキツかったり、保管・扱いがデリケート且つ溶剤としての危険度も高いので、ちょっとリスキーなんですよね。


手軽なUVレジン


UVレジンをルアーコーティングに使えないか?使えたらとてもお手軽で良いのになーと思った人は少なくないと思います。


実は私も、娘のアクセサリー作りに付き合って何度かUVレジンを使ったことがあるのですが、UVライトを短時間照射するだけであっと言う間に硬化するので驚きました。


UVレジンはベタつきが残る


しかし、このUVレジンもなかなか扱いの難しいやつでして、硬化後にどうしてもベタつきが残るんですよね。


これは100均だからなのか?


高級品ならベタつかないのか?


丸1日真夏の太陽光に当て続けてもベタつきはとれませんでした。


ネットで調べても、100均物に限らず硬化不良によるベタつきに悩まされている人は多いようですが、どちらかというと、やはり品質の問題が大きいようで、安価なものほど硬化不良の可能性が高くなるようです。


高級品であれば、パジコや清原のUVレジンが評判も良く、信頼性高そうです。



しかし、これはちょっと費用対効果で考えると厳しいですかね。


55gで2,000円…。


パジコの方はまだ安価ですが、それでも30gで1,000円超え。100均レジンと比較すると高すぎます。




紫外線の照射であっと言うまに硬化するし、透明度も高いしめちゃくちゃいいと思うんですが、高級品はちょっと高いですね~。これにプラス高級UVライトも必要になりますし。


やっぱり100均レジンが理想なんですが、しかしこのベタつきだけは許容できず、今まではルアーコーティングには使っていませんでした。


一応、専用のクリーナーやアルコール、除光液(アセトン)で拭き取れば多少改善するんですが、それでも微妙にベタつきが残ったり、白濁したり透明度が下がったりするので、イマイチでした。


仕上げにエポキシコーティング剤を薄く塗るのもありなんですが、それではお手軽さに欠けます。最初からエポキシでコーティングした方がいいです。


そこで、思いついたのがコレ!



UVレジンのベタつきが一瞬で無くなる裏技


って大袈裟なものではありませんが(笑)



そうです。

クリア系のスプレー塗料です。


こいつを仕上げにさっと軽く吹きかけるだけで、全くベトつかず、ツルツル・サラサラになりました!


しかも、なんとなく艶感や透明感も上がる気がします。


DAISOのクリアラッカーでも問題なしでした。


UVレジンって、硬化後に紫外線によって黄変しちゃうものも多いので、このUVカットタイプを吹くのもありかもしれません。



UVで硬化するのに、UVカットするのもどうかと思いますが...(笑)


下記の動画は、UVレジンでコーティングしたルアーメイキング動画です。


この動画のテーマは、「明日持っていけるくらいソッコーでルアーを作る方法」なので、半日~1日で完成させることが目的です。


少しクオリティは低めですが、それなりに使えそうなシンペンができました。


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