ダイワの超廉価モデルスピニングリール、CREST(クレスト)にLT(Light&Tough)モデルがリリースされたようです!

クレストは、旧モデルの16クレストの時から飲ませ釣りやライトショアジギングでお世話になっていたのですが、お値段の割に性能がよく、重さと若干非力という点を除いてはあまり不満もなかったリールです。

そのクレストがLTモデルとして生まれ変わったとのことで、期待大です!


とにかく安い!


このクレスト、旧モデルもそうだったのですが、この新LTモデルも激安です!
ただ安いだけじゃなく普通に高性能なのに安いんです。

アマゾンや楽天で5000円台で買えます!!(ショップによっては5000円切るところも)





LT化で軽量かつタフに!


旧モデルは、番手が上がると重さが気になったので、キャストし続けるショアジギングのような釣りには不向きかと感じていましたが、今回はLTモデルということで、重さの欠点もクリアされました。


出典:DAIWA

サイズラインアップも豊富!


クレストはサイズ展開も豊富で、2000番~6000番まで、ギアもハイギア、エクストラハイギア仕様まで揃っています。狙う魚種や釣りの種類にもよりますが、個人的には、この手の廉価モデルのスピニングリールは4000番以下をオススメします。

出典:DAIWA

シンプルかつ高性能!


旧クレスト(16クレスト)は、クロスラップという、綾巻き方式(クロス)で巻きあげる仕様がとても良くて、PEラインの食い込みや巻きズレが発生しにくく、トラブル防止と飛距離アップにとても効果がありました。今回の20クレストLTですが、WEBサイトを見る限り、クロスラップの表記はないので、そのあたりは引き継いでいないようです。

しかし!さすがダイワの新モデル、LTに加えて下記のような注目システムが搭載されています。

ATD(オートマチックドラグシステム)

魚の引きに追従しながら、滑らかに効き続けるオートマチックドラグシステム(ATD)を搭載とのこと!旧16クレストはドラグ設定が非力だったのですが、今回は最大ドラグ力も上位機種と遜色なく、十分にグレードアップしています。

20クレストLT ドラグシステム
出典:DAIWA

LC-ABS

ロングキャストABS搭載により、飛距離UPとのこと。よくわかりませんが飛距離もアップしたということで!

20クレストLT  ABS
出典:DAIWA

ストッパーレス
オン・オフストッパーを排除し防水性、耐久性の向上とのこと!スピニングリールの裏にたいがい付いてる逆回転する切り替えレバー、あれを無くしたってことですね。確かにあの機能は使いどころがなくトラブルメーカーでしかなかったので、無駄な機能は無くしてコストダウンしたのは賢いと思います。
20クレストLT  ストッパー
出典:DAIWA

その他の機能・特徴
  • DS4(ボディ・ローター素材)
    ダイワ独自の技術で生み出されたリール専用ファイバー強化特殊プラスチック。
  • 鍛造アルミスプール
    軽量かつ高剛性の金属スプール。
  • ツイストバスターII
    ラインローラーにテーパーをかけて糸を転がす事により、スピニングリールの宿命と言われたローラー回転で発生する糸ヨレを大幅に解消した構造。
  • リアルインフィニットストッパー
    ボディ内部の特殊ワンウェイクラッチによりローター・ハンドルの逆転ガタを解消し、タイトで高精度な巻き上げを可能にする機構

その他、気になる点について


ハンドルの形状や長さは?ハンドルノブの形状や素材感は?

出典:DAIWA
この写真で見る感じだと、ちょっとハンドルが短い気がしたのですが、上位モデルのカルディアやレグザと比較しても同等で変わらないようです。写真の角度やハンドルノブの形状がそう感じさせるだけかな?実釣で使ってみないと何とも言えませんが、スペック的には全く短くないので大丈夫かと思います。(一般的には、安価リールのハンドルは短めでパワー不足を感じることが多いです。)
ハンドル自体は差し込み式で裏からネジで止めるタイプ。1万円以下の低位機種はだいたい差し込み式が多いです。ねじ込み式に比べると剛性が劣るのと、ネジ緩みによるハンドル脱落のリスク、また、長く使っているとガタが出やすいですが、お値段考えれば贅沢言えません。ハンドルの左右入れ替えは問題なくできます。
ノブのつまみ部分については、4000番以降~6000番までがT型になり、素材感はやはりカルディアやレグザに比べると少し安っぽく感じますが、このお値段相応で拘りがなければ問題ないかと思います。

出典:DAIWA


他のLT機種と比べると少し重め?

20クレストLTは、2500番で235g、旧16クレストより40gも軽くなっておりかなり軽量化されていますが、僕が愛用している同じくダイワのカルディアLTは、4000番でも225gと超軽量なのです。
カルディアLTの2500番に至っては190gと驚きの軽さです。
なので、同じLTでも機種によってかなり差があるようなので、その点は注意して見ておかないとです。
ちなみに、カルディアLTより剛性を意識したレグザLTってのがありますが、こちらはクレストと同じく2500番で235gです。
  • クレストLT 2500 :235g
  • カルディアLT 2500:190g
  • レグザLT 2500:235g
レグザはどちらかというと本気のロックショアショアジギングやキャスティングゲームにも耐えられるよう剛性を重視した仕様になっており、その分少し重たくなっています。比較的安価(といってもクレストの3倍くらい…)なお値段で本気のタックルを揃えたい方にオススメです。


クレストはさすがにレグザ程の剛性は期待できないとは思いますが、このお値段では十分すぎる軽量さとタフさ、シンプルで高性能ということで、かなり期待できる次世代ハイバリュースピニングリールとして注目です!