サーフヤエンアオリイカ

少し前になりますが、サーフヤエンに詳しい友人の案内で、夜のサーフからアオリイカを釣りに行ってきました。


ゲットなるか!?キロオーバーの春イカ!


春のアオリイカは数こそ狙えませんが、来れば大物、キロオーバーや2キロ、3キロ超えも期待大の基本デカイカ狙いの夢のある釣りです。

しかし、仕事終わりにそのまま集合して、夜通し不眠の釣行、、、何年ぶりでしょうか。

アジが高い!


途中、活きアジを購入したのですが、値上がり率に驚きました。

一匹230円!

一昔前は一匹100〜150円くらいだったのに、もう倍のお値段になっています。

これはインフレの影響なのか、不漁の影響なのか、イカ釣りブームで供給が追いつかないからなのか、ホントの理由はわかりませんが、なんせ高すぎる…。

アジを確実に調達できる釣り場ならいいのですが、サーフからはまず期待できないので、とりあえず7匹だけ購入しました。

静かな玉砂利サーフ


ポイントはこじんまりした静かな玉砂利サーフ。

詳しい場所はお教えできませんが、同じような条件のサーフであればどこでも狙えるので、ぜひ試してみてください。

水深は浅く、5mくらいでしょうか。Googleマップで見るとサーフの両サイドには藻が茂っており、アオリイカの産卵場所には良さそうなポイントです。

到着は夜中23時頃でしたが、見た感じ他に釣り人はおらず、貸し切りっぽいです。

テキトーな場所に陣取り、さっそく活きアジを泳がせます。

時合は突然に


しばらくアタリの無いまま時間が過ぎ、小雨も降り始めてモチベーションも下がり、雨に濡れながらウトウトしていると、突然友人のリールのドラグが、ジー、ジー、ジーーーー!と鳴り、どうやら本命のアタリ!

おお!イカ居てるやん!!

時合いは突然やってくる!!

と、一気にやる気が出てきます。

この引きの感じからかなりデカそうです。

アタリから4~5分経ってようやくイカが落ち着いたので、ヤエンの投入です。

実績のローラーヤエン




このABC 三代目 SP ローラーヤエン、ちょっと高いけどほんと滑りが良いので、投入からイカまでの到達が早いです。

ちょっと高いな~という方にはアオリネット 沖掛けヤエン 軽量型もローラー付きでオススメです。




そして無事にフッキング!

かなりの重量感で、ゆっくりやり取りしないと身切れしちゃいそうです。

しかし、サーフの良いところは水深が浅いことと、比較的近距離でヒットするので、意外と早く上がってきて、波に乗せて波打ち際まで持ってこれること。

そのままズリ上げても良いのですが、かなり大きそうなので念のためギャフを入れて無事にランディング成功!

でっか!!



3キロ近くありそう!

くぅ~、羨ましい~

僕も釣りたい~

藻場寄りへ移動


ちょっと気分転換で場所移動。

藻場の近くに少し移動させて、藻絡み覚悟で藻際を攻めます。

するとキャストしてソッコーでアタリが!

ほぼ落ちパク

まだ手に竿を持っている状態でイカが抱いてきました。

はやる気持ちを抑えて、じっくりとアジを食わせたいところですが、藻の中に入られるのも厄介なので、もうイテマエ打線でヤエン投入です!

実績のヤマシタアオリヤエンL



僕はローラーよりこっち派なんですが、これホントバラシが少ないんです。

何より安いです。

ローラーヤエンのようにスムーズにはいかないですが、しっかりイカまで到達し、優しくフッキング!

ゆっくりゆっくりラインテンションを保って巻き上げます。

意外と良さげなサイズかも!?

友人にギャフを入れてもらって無事ランディング成功!

1キロあるか?ないか?のアオリイカ!


サーフヤエンアオリイカ1


いやぁ~、嬉しいですね~。

そして、そのあとはしばらく沈黙が続きましたが、夜明け頃に2連発。

2杯とも2キロ前後のグッドサイズでバラさずにゲットできました!


サーフヤエンアオリイカ2

サーフヤエンアオリイカ3


結果、友人1杯(1バラシ)、僕3杯(1バラシ)、と数では僕の勝ちとなりましたが、、サイズでは友人が勝ちとなりました。


サーフヤエンの注意点


ラインは太めのフロロかナイロンがおすすめ


サーフで置き竿での釣りは、ラインが波打ち際に揉まれて玉砂利に擦れたり、藻等に絡むこと多いため、根ずれに弱いPEラインは不向きです。(以前、PEラインでサーフヤエンに挑戦した記事はこちら

また、フロロでもあまり細仕掛けだと砂利や藻に擦れて切れる恐れもあるので、3号~4号のフロロかナイロンがおすすめです。(フロロは道糸用に開発されたものが絡みにくくておすすめです。)



ヒラメやマゴチ、シーバスなんかもヒットすることがあるので、ラインを太目にしておけば美味しい外道もゲットできる可能性も上がります。

ちなみに、経験上、ラインを多少太くしても釣果にはあまり影響はありません。

竿立て(三脚)は必須


竿先から垂れるラインが玉砂利に触れたり波打ち際で揉まれたりしない様に、竿を立てておくか、しっかりと海面まで竿先を出した状態をキープする必要があります。

三脚が無いと、ラインブレイクだけでなく、砂の混入によるリールの故障の原因にもなるので注意が必要です。




ロッドは長い方が良いが長すぎても使い勝手が悪い


5m前後の磯竿が基本だが、長めのシーバスロッドでも可


実は、当日の僕のタックルセットなんですが、1本は磯竿、もう一本は長めの安物シーバスロッド(ML)でやってたんですが、正直、使い勝手が良いのはシーバスロッドでした。



アジを泳がせておく際の置き竿としては磯竿の方がやりやすいですが、キャスト時の飛距離やヤエンを投入したり、イカとの攻防戦はシーバスロッドの方がやりやすい感じでした。

要は、無理して専用のロッドやリールを揃えなくても、お手持ちのタックルでも気軽に始められますってことです。


しかし、久しぶりのサーフヤエンでしたが、すごく楽しかったです。

そして、想像以上の釣果で大満足の釣行となりました。