ダイソーの新エポキシ接着剤がルアーコーティングにも使えて超優秀!
皆さん、ご存知ですか?我らがダイソーさんから新たなエポキシ系商品が販売されております。
新商品なのか?けっこう前からあったのかはわからないのですが、従来品と並行して販売されております。
従来のダイソーエポキシと比べると非常に透明度が高く、艶やかに、美しいコーティングができるエポキシです。
商品名は「クリアエポキシ強力接着剤」とのことですが、「エポキシコーティング剤」に変更した方が良いのでは?と思うくらいコーティングに適したエポキシでした。
実際に使ってみて、これは超オススメできる!と思いましたので、詳しくレビューしたいと思います。
ダイソー発!新エポキシ接着剤(コーティング向け)
ということで、早速ですが、これです。
DAISO 新エポキシ(クリアエポキシ強力接着剤)
なんと、コーティングにも使えるエポキシとのことで、今までのノーマルエポキシ接着剤とは、かなり性質が違います。
従来品のDAISO エポキシ接着剤
これは従来品です。 |
従来品についても継続販売されています。
従来品との違いは?
従来品との違いについて、ざっくり挙げると以下の7点です。
- 硬化速度(時間)がスロー
- 低粘度
- 透明度が高い
- 硬度が高い
- 美しい艶
- 内容量は少ない(従来品の半分)
- 逆に接着剤としては使いにくい
等です。
従来品と新商品のそれぞれの特徴についてまとめてみました。
従来のダイソーエポキシ接着剤
従来品は、かなり粘度が高く、混合時点でもかなり硬めなのですが、硬化速度がすごく早く、混合後5分もすれば水飴のように硬くなり、10分でタックフリー、30分も経てばカチカチに硬化します。これはこれで接着剤としてはかなり優秀なエポキシなのですが、コーティングにはさすがに不向き(硬化が早すぎる、透明度が低い、艶が弱い、黄変が激しい、海水耐性が弱い、紫外線で脆くなる、等)でした。
新しいダイソーエポキシ接着剤
商品名としては、単に「エポキシ接着剤」とのことで、ぱっと見は単なる接着剤かと思っていたのですが、用途欄にルアーのコーティングとはっきり明記されています。
正直なところ、あまり期待はしていなかったのですが、使ってみてびっくりしました。
普通に混合するだけだと従来のエポキシ接着剤と変わらないか、少し低めの粘度なのですが、硬化がゆっくりなので、焦らずに対象物に塗布することができるんです。
そして、粘度が高くて(とろみが強くて)塗りにくい場合などは、ヒーターやドライヤー等で温めてやると、低粘度サラサラタイプになるので、薄くコーティングを重ねることも可能なのです。
また、温めて粘度を下げることで、気泡が抜けて透明度の高いコーティングが可能となります。
※基本的に、温めて使用する前提で、粘度を下げて混合した方が良いかと思います。ただし、温め続けると硬化速度が早まるため、作業時間には注意が必要です。
さらに、一般的なコーティング用エポキシより硬化速度が早く設定されており、コーティング塗布後にヒーターやドライヤーで加温し続ければ20分~30分でタックフリー(指触可能状態)まで硬化させることもできます。
逆に、加温せずに室温で放置の場合は、12時間~24時間で完全硬化します。焦らずゆっくり硬化させたい場合は、加温は気泡を抜く程度にし、あとは室温にて1日放置でOKです。
※エポキシ全般的に、加温すると粘度が下がり一時的にサラサラになって、ポタポタ垂れるほどになります。そのため、液だれには注意が必要なのですが、粘度が下がりながらも硬化は促進されるというややこしい性質を持っています。
実際にコーティングしてみた結果
実際に100均メタルジグをコーティングしてみたのですが、これ、かなり優秀かと思います。
動画も撮影しましたので、こちらも併せてご覧ください。
ダイソーの新エポキシ接着剤がコーティング剤として超優秀!ルアーのコーティングに最適◎
すごく艶やかで透明度も高く、ガラスのようにカチカチのピッカピカにコーティングできました。(写真ではわかりにくいと思いますので、詳細は動画をご覧ください。)
しかも、最初は精密スケール等は使わずに、従来品と同様に目分量で1:1に混合しただけなのですが、ベタつきや硬化不良を起こすこともなく、しっかり綺麗に硬化しました。
さらにさらに、ルアーコーティング用の高級エポキシでもハジキや痩せ、ざらつき、アミンブラッシュという硬化不良、低気温下では正常に硬化しないなどの不具合が起きることがあるのですが、なぜかこの新ダイソーエポキシは今のところそのような現象は起こっておりません。
従来品のエポキシ接着剤は、かなり黄変が激しい上に衝撃には弱く、耐海水、耐紫外線も弱いため、時間経過と共に脆くなり、ルアーコーティングには不向きでした。
でも、この新エポキシなら大丈夫な気がします。
まだ長期間使用したわけではなく、海水耐性、紫外線耐性、黄変などはしばらく使ってみないとわからないですが、少なくとも、従来のエポキシ接着剤やアクセサリー作り用のエポキシ、UVレジン、マニキュア用トップコート等でコーティングするよりは全然良いと思いますし、塗装を侵される心配もないので安心です。
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コスパはというと
実はコストパフォーマンスも悪くなく、グラム単価で見ると専門店で販売されているコーティング用の高級エポキシと変わらないか、むしろ安いくらいです。
例えば
C15エポキシ(コーティング向け高品質エポキシ)
- 150g/2,100円
➜ グラム単価 : 14円
シルバーチップエポキシ(スロー)
- 150ml(たぶん160gくらい)/4,450円
➜ グラム単価 : 27.8円
ウルトラエポキシクリアーPRO(GIJIKEN)
- 750ml(たぶん800gくらい)/5,980円
➜ グラム単価 : 7.4円
ダイソー新エポキシ
- 10g/100円
➜ グラム単価 : 10円
と、悪くない感じです。
ただし、内容量が少ないので、10gとなると、40gのメタルジグ5~10個のコーティングが限界かと思います。
いや、100円でそれだけできれば十分か?
まとめ
この新ダイソーエポキシがあれば、100%100均メイド、オール100均材料のハンドメイドルアーがそれなりのクオリティで実現できちゃいますね!
また、市販のルアーの塗装保護としてのコーティングにも問題なく使えると思います。
下手にマニキュア用のトップコートで塗装を溶かしてしまったり、UVレジンでベタベタにしちゃう前に、ぜひ一度、この新ダイソーエポキシを試してみてください。
そして、ハンドメイドルアーにご興味がおありの方は、ぜひ私のYouTubeチャンネルにご登録をよろしくお願いします!
Youtubeから来ました。
返信削除その後の変色などはいかがでしょうか?
安価なジグには躊躇いりませんがタングステン系が黄ばんだら少し凹みます。
コメントありがとうございます!今のところ、黄変は全くないです。今日明日で記事にして写真掲載しますね!
削除記事を公開しました。よければご覧ください。
削除https://carlscraft.blogspot.com/2024/03/blog-post.html